備忘録 珠と深紅についての考察

・雫音 珠
名家である雫音家の次男。長男が居たのだがその記憶は断片的に閉ざされておりそれを直接珠から聞き出すのは不可能に近い。
尚、現存する人格は珠の他に三種確認されている。

・深紅
珠の人格に棲む紅蓮の悪魔。しかし、元々紅蓮という魔には人格が存在するものではない。
→つまり何らかの人格?

・雫音 紅(しずくね くれない)
雫音家の長男。
人格破綻者。誰にも彼の思考を理解できる者は居なかった。
趣味は珠の改造と調教。
今の多重人格な珠がある根本の原因。
しかし珠が幼い頃に失踪しており現在の行方は不明。

・深紅と紅の類似点
深紅は紅が居なくなってからできた人格である為、深紅の人格は紅のコピー・もしくはオリジナルの可能性あり。
又、深紅は珠を知っており珠は深紅を知らないところからもこの関連性は強いと思われる。

・深紅の能力
紅蓮の悪魔な為、悪魔にもたらされる超回復と紅蓮の魔に備わる自動全体攻撃の能力を持つ。
紅がもしも珠にコピーされたとしたならば珠を護るために作った?

ちなみに紅蓮の魔の効果は紅蓮地獄で皮膚が破ける仮想温度を周囲へ展開してダメージを与えるというものである。
尚、地獄な為死ぬ事は出来ず相手は精神面で削れていく。
又、この効果中に受けた肉体的外傷は暫くすると自動的に治癒される。


これらからのことから紅は珠を想い護る為に何らかの方法により紅蓮の魔を宿らせた己の人格を複製して、もしくはオリジナルを珠に移したのだろうか?
それとも己が体を捨てなくてはいけない必要があったのか?
元々紅は失踪しただけであるのだろうか?
その為。珠の断片的な記憶は深紅のみぞ知っているに違いない。