この世界にはまだ知らない事が数多くある。
理解できない事も多い。
人は理解できないものに興味と恐怖を覚える生き物である。
それは単なる差別へと繋がる。
その為、差別の無い世界を創る為には全ての者の趣向やその原因的事柄を理解し心境を映す（トレースする）必要がある。
つまり、本当の理解者は狂人でも愚人でも賢人でもあるのだろう。
事実この私藤原來斗も万知を求めている為そうなれることは必須だ。
万知を求める…否、全知を求める私は何になるのだろうか？
〜藤原來斗著 全てを知る為に から抜粋〜
追記
全てを知る為にを著した後、藤原氏は研究所から研究員と共に姿を消し、行方不明になっている。
一体彼は何になったというのだろうか？
