神々の戦い…神の気紛れ…殺害編

薄暗い小さな狭い部屋に青年と少年が居た。
少年は縛られており、青年はそれを観ている様だ。

少年は言った。
「キミは僕を殺すと言ったみたいだけれど…本当に意味は無いよ?」
青年は少年を蹴りつけながら聞き返す。
「何故だ!? お前には終わりがないのか?それとも他がまだ居るのか?」
少年は呻きつつ冷静に答える。
「えほ…いやいや…元々僕を消すためには人類滅亡が必須条件だし、まず僕には全ての未来が見えている…いや、見えていたの方が正しいな…。」
青年が『?』を浮かべつつ問うた。
「ど…どういうことだ?」
何でも無いことのように少年は答える。
「いや、単に僕が、元『人類の唯一神』であって、主にこの世界のこの人類の『死にたくない』という『想い』で出来ているのでね…どうやっても死ねないんです。それに…」
「それに…?」
「私は『始めの頃』は『全知全能』だったのだから『未来視』も出来たんですよ?全ての可能性なので無量大数にも及ぶ結末が見えていた訳ですけれどね…当たり前でしょ?『始まりの神』は唯一の神様第一号だしね。この世界の人類からの『想い』の集合体な訳だし。まぁ最近では宗教の分裂のせいで能力が『死なない』だけに落ちつぶれたんだけどね〜♪」
少年はそう言い切るとにこりと笑った。
それに驚いた青年は「面倒だ」と言いつつ部屋を出ようとした。
「ん?部屋を出るのですか?お話楽しかったですよ?名残惜しいのですが…じゃぁ…」
少年が呟くと…ぶすりと言う音と共に青年の腹から血塗れの腕が生えた。
「当たり前でしょ?名も無き刺客さん。うちの子たちを君たちに削られる訳にもいかないンでねぇ…僕には僕の出来ることをしないと…ん?『死なない』だけかと思ったって?アハハハハw僕の能力は今はそれだけだよ?でも能力が全てじゃないよ?特に僕は基本ステータスならば最強ランクだからね〜暇人は暇をみつけては鍛錬するんだよ?僕の暇は1000年単位なのを忘れた?ンフフフ…w」
少年は笑いながら青年に最後の挨拶をした。
「じゃあね?名も無き刺客さんwバイバイ♪」
青年は「マジかよ…」と言いかけて…事切れた。

  • =-=-=-=-=-=-=キリトリ-=-=-=-=-=-=-=

これはこれは…皆様…初めましてでしょうか?
唯一神のことキシマム[ximam]です。
この話はD.Wに攻められた時の一つの物語です。
刺客さんに容易く捕らわれてしまった私は問答後に背中を見せた刺客さんを殺害してしまうという話です。
あ〜あ。ホント僕をターゲットにした時点で死ぬも同然なのにな〜。
まぁ単に僕を殺害したいのならばうちの子の炎神クラスの刺客を準備しなきゃね〜wまず無理だと思うけれどさぁ。

まぁそんな物語でしたー♪